ドラマブログのドラまもん。
TV連続ドラマの話題を中心に、気になるタレントやCM、その他のニュースなどを取り上げていきます。

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がんばっていきまっしょい DVD-BOX

◎「がんばっていきまっしょい」
※フジ系列・2005/07/05〜09/13 火曜夜10時放送

このボックスの本編DVDには、全10話分がオンエア時そのままの内容で収録されています。
御存知のように、このドラマにおいてストーリーのキーマンでもある中田三郎役が、当初の内博貴くんから、諸般の事情で第4話から田口淳之介くんに代わっています。
当時は番組の続行も危ぶまれた向きもあったようですが、急遽の代役ながら田口くんが役を演じきり、無事に完結に至ったわけですね。
確かにいきなり別人に代わっているわけですから、オンエア時にも違和感を覚える声がなかったわけではありませんでした。
でも、個人的には、結果的にはよかった、これは田口くんの役だったなー、と振り返ってみればそう思えます。

内くんは「チーム」のスペシャル版に出演したときの役柄の影響もあって、やや陰のある演技、もっと言うと「心の闇」を演じるのに長けた俳優という認識がありました。それがその立ち振る舞いから色濃く出ているというイメージが強い。確かにこの中田三郎という役もニヒルでシニカルな側面はあるのですが、内くんの雰囲気からすると、いささかエキセントリックなニュアンスが強く出てしまっているんではないかな、というのがこのドラマを見始めた当初の印象でした。

田口くんは、もう全く逆の印象ですね。この明るさは、一体何なんだ、と。同じ役柄なのに、全然違うキャラクターとして登場してきたわけです。演者が入れ替わったその当初の違和感というのは、こういうところからもきていたのでしょう。
サバサバしているというか、鷹揚というか、おぼっちゃまというか、典型的B型キャラというか。ま、本人はAB型ですけど。
元カノとのアレコレなど心の奥にはいろいろと屈折はあるにはあるのですが、陰も闇もカケラも見せない。時には懐の広さ、人間の大きさまで醸し出す、「ちょっと大人な男」の中田三郎を見事演じきったわけです。んー、褒めすぎ?
ともあれ、彼の登場はドラマのテイストに非常にマッチングしていた以上に、その幅を大きく広げたというように感じます。「ごくせん」効果で話題が高まっていた人気グループのメンバーながら一般的には知られた存在ではなかったと思われますが、このドラマ出演で一気に認知度は高まったことでしょう。まだドラマ出演の数こそ少ないですが、「Happy!」や「花嫁とパパ」でも準主役として持ち前の明るいさわやかキャラを発揮、この秋からの新ドラマ「有閑倶楽部」では赤西くんと共に出演ということで、そちらも期待したいと思います。

一方、長く謹慎中だった内くんもようやく復帰。まだ完全ではないにしても、これから徐々に露出も増えていくと思われます。
彼には彼のテイストがあり、才能もある。人間の心の深い部分を演じることのできる役者として、ぜひまた表舞台に立って欲しいところです。

こんな好対照な二人の役者が同じ役を演じている、ある意味ひょうたんから駒、災い転じて福ではありますが、非常に稀有なケースとして出来上がった作品ともいえますね。

女子チームなどについては、いずれまた取り上げることにしましょうか。
ぼくの魔法使い DVD-BOX

「ぼくの魔法使い」(日テレ公式)
※日テレ系列・2003/04/19〜07/05 土曜夜9時放送

伊藤英明と篠原涼子の主演二人が、とにかくメーター振り切ってバカップルを演じきり、その後の役の幅を広げたというかなんというか、まあターニングポイントになった作品ではありましたね。

伊藤さんはそれまでも、もうこのルックスですからイケメン・モテ系俳優として、主演作も含めてキャリアを積んできてはいたのですが、やはりどうしてもこういう路線だと役柄も固定されてしまいがちな傾向はあったんではないかなと思うんですね。そんなところに、こういうハイテンションでおバカな役柄をやったということで、「自分を捨てて」というか、それまでの殻を破ったというところがあったんじゃないでしょうか。このドラマがなかったら、ひょっとしたら「海猿」やこの間終わった「ファースト・キス」とかもなかったかもしれませんね。
そしてなんといっても、篠原ですよ。いやー、正直この頃に今の篠原の立ち位置は想像できませんでしたね。「理想の上司」とか言われるようになるなんて、まさかまさか。
TPDや「ごっつ」などを経て、小室ブームの引火点ともなった「恋しさとせつなさと心強さと」のダブルミリオンヒットにより、誰にもその名を知られる存在となったわけですが、その後諸事情あって小室と袂を分かち歌手業は完全に下火に。女優に転じたものの、かつてのように一人強烈なスポットを浴びるという立場にはなく、正直「終わった」感がなかったわけではないというところだったと思います。
なので、このドラマの主演というので、なんで?と訝しく感じたのは否めないところ。ずいぶん思いきったなあというかなんというか。
それがフタを開けてみれば伊藤さんと共に、これまでのイメージを覆す熱演・好演。その演技力の高さに脱帽という感じとなりました。
まあクドカンドラマは、薬師丸ひろ子・森下愛子・斉藤由貴などなど、女優再生工場のような側面もありますし。単にアイドル好きなだけとも言えますがw
その後周知の通り篠原はヒット作を連発、今や「大女優」の仲間入りですよ。憧れの女性NO.1ですよ。まさか人から尊敬されるような存在になるとは、想像だにできませんでしたね。なにせ、天然プッツン系(古!)の典型とか思われてたのに。世の中変われば変わるものです、ほんとに。

さてこのドラマ、クドカンドラマでは常連の古田さんやサダヲ氏などの他に、デビューからほどない、まだどことなく初々しい感じのもこみちくんもレギュラー出演。「おれ」を「おで」とか言ってしまうメッチャ滑舌が悪いという役が、なんだか全然違和感がなかったw いやほんとにこの人滑舌悪いのかなと思ったもの。イケメンなのにストレートにイケメン役をやらない、今に到る流れが既に見えますね、もこみちくん。
さらに、神木くんやらいっけいさんやら温水さんやら、ゲストも多種多彩。まだあまり名前を知られてなかった池田鉄洋さんなんかも出ていますね、その他どんな人が出てるかも要チェックというところでしょう。
また、クドカンの「変身モノ」という意味では「吾輩は主婦である」に通じるところが、あるようなないようなw
まあともかく、クドカンの得意技の一つでもある、ちょっとシュールなオバカハイテンションコメディ、今見ても十分楽しめるんじゃないかなと思います。