ドラマブログのドラまもん。
TV連続ドラマの話題を中心に、気になるタレントやCM、その他のニュースなどを取り上げていきます。

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スワンの馬鹿! 第2話
「スワンの馬鹿!〜こづかい3万円の恋〜」(関テレ公式)
※フジ,関テレ系列・火曜夜10時放送

正直1回目でやめようかとも思いましたが、もう少し様子を見ようかと、第2話もチェック。
中年サラリーマンの悲哀、とか、オジサンも恋をする!的なテーマというと、「ハタチの恋人」とカブっちゃってますけど、こちらは「こづかい3万円」というところを強調して、多少はリアリティを出そうということなのでしょうか。
それであっても、「オンナの恋と仕事」というテーマ同様、相当にありふれてますよね。なおかつそれをコメディタッチで見せていく手法というのが、あれもこれもそうだったと思い浮かべて数えていくと、両手両足の指で追いつかないくらいの既視感がある。テレビドラマの定番テーマでしょうが、今さら感はありますよね。
大体どういう人たちを視聴者ターゲットとして想定しているのかというのも問題ですね。オトナも楽しめるドラマ、「うんうん、そういうこと、あるよね」と頷きながら見られるドラマ、というイメージなのでしょう。でもそういう想定のターゲットである人たちって、ひょっとしたらまだこの時間電車に揺られてたり、ニュースとか見てたり、あるいはすでに酔っ払っちゃってたりてな具合なことがありがちなんじゃないかな。果たして見るかな?という気がする。これもテレビドラマというコンテンツの課題ですね。あっていいテーマの作品かもしれない、でも、ターゲットにマッチしているのか、そして、時代の空気とマッチしているのか。やっぱり田村正和がこの手のドラマに出てた頃とは、社会状況が全然違いますし。そういう意味でも、ちょっとこのドラマも「ズレている」のかなと思わないでもない。

上川隆也さん扮する中間管理職サラリーマンが、職場では上司と部下の板ばさみ、家庭では妻と娘に主導権を取られ、こづかい月に3万という悲哀を味わいながら、ふとしたきっかけで出会った若い女性に恋をしていくというあらすじでよろしいか。
妻役の田中美佐子さんも夫の会社の元同僚ということで、そのうちに馴れ初めやらなんやらのエピソードも絡んでくるんでしょう。
しかしながら、この二人が夫婦ってのが、なんかリアリティが・・・。そもそも上川さんが中年のしょぼくれたサラリーマン役ってのもなんだか。そういう年齢になったといえばそうなんでしょう、逆にそういう年齢になったことによるイメージの切り替えが難しい時期でもあるんでしょうね。主演クラスで押し続けるのか、バイプレーヤーとして役の幅を広げていくのか、役者としての立ち位置としても、岐路に立っている時期なのかもしれません。
その上川さん扮する諏訪野が恋心を抱く女性役に、今話題の「国際派女優」芦名星さん。ただ正直そのフレコミを額面通りに受け取るには無理がありそうです。役柄的にアクションを大きくしづらいのはありますが、セリフもいささか棒読み感がありますし、役者としての経験も実力もまだまだこれからということでしょう。むしろ、肩書きと実力のギャップで、今後のキャリアが厳しいことになる可能性もありますね。マネージメントのハンドルさばきが難しいところでしょう。

諏訪野の賑やかし役で梶原善さんと劇団ひとり氏が出演。この二人が今作品の「モッタイナイ」シリーズ該当者というところ。ひとり氏は「ファースト・キス」から連投、梶原さんは帰国後連ドラ復帰第1作ということのよう。御両人ともある意味ではこういうコメディ作品で、主人公の周辺でいろいろとアクションを起こしながらストーリー転がしていくような役柄ってのはお手の物。非常にアリアリなキャスティングではあります。であるがゆえに、むしろ今このタイミングであればもっとチャレンジできること、役柄がありそうな気がする。無難すぎる感じですね。

さて今回、諏訪野が芦名さん扮する香月のミスをフォローしたことで、今後二人の仲もなにがしかの進展がありそうな雰囲気。もちろんそうでないとドラマになりませんがw
しんしまあ、諏訪野がいい人キャラなので、不倫だなんだというドロドロドカーンな展開にもなりにくそうですが。奥さんが疑ってどーのこーのというのはあるでしょうけど。そのくらいないとドラマになりませんw
いずれにせよ、この年代の男特有の「ズルさ」をどう表現していけるかでしょう。これもこの手のドラマの定番テーマ、どう新鮮味をもって打ち出していけるかですね。

個人的には正直入れ込みにくい系統の作品、でももうちょっと様子見ようかというのを続けていって、なんとなく見終わってしまいそう。
そういうテンションの上げにくい作品だと、どうしても細かいところに目がいってしまいます。
今回キャスティングで「あっ」と思ったのは、諏訪野の部下である女子社員役の、昨年放送された「下北GLORY DAYS」にも出演されていた橋本愛実さん。役が地味なので出方も地味、注意して見ないと気づかないくらいですが。あれっ?と思ってラストのロールで名前を確認したらそうだったという。だいぶ雰囲気も違いますしね。まあ、その他大勢的な役で個性は出しづらいでしょうが、地道なキャリアの一つとして頑張って欲しいですね。細かく見すぎているからだとはいえ、その存在が目について記憶と結びつくということは、それだけの印象力を備えているということでもあるわけだから。

テーマ:「スワンの馬鹿!」 - ジャンル:テレビ・ラジオ

ガリレオ 第2話
「ガリレオ」(フジ公式)
※フジ系列・月曜夜9時放送

2回目にして湯川&薫の珍コンビに、すっかり馴染んできた感じ。二人とも割に押し付けがましい雰囲気がない人たちなので、そのへんがこの作品への入りやすさに功を奏しているんじゃないかな。
薫が湯川の幼稚園時代を想像して、そのマネをする場面は思わずちょっと吹いちゃいましたね。確かにほんとに言ってそうだ。
でも、基本は薫も湯川に対してそれなりのリスペクトがあるのでしょう。湯川がスカッシュをしているのをジッと見つめるその視線に、そんな「感情」がよく表現されてます。「ヘンで絡みづらいけど、やっぱりスゴイ人」という気持はある。しかし、湯川が今度はスカッシュについて「論理的に」長々と語り出すと、「あ゛ーっ!メンドクサイ!」となるわけですがw

さて今回は、見えるはずのない場所にあるものを見た少年、それがある殺人事件の容疑者のアリバイを証明するものとなるか、という話。
少年は夏風邪の熱にうかされながら、「身体がフワッと浮いて」窓の外をさえぎる工場の建物を跳び越して、川沿いの道端に停まっている車を見、それを絵に描く。
数週間後、ある殺人事件の容疑者が逮捕されるが、容疑者は犯行推定時刻には川沿いの道端に車を停めて仮眠をとっていたと主張。果たしてその車とは、少年が目撃しスケッチした車であった。
少年の父は、息子の絵と証言を利用し、「自分の息子は幽体離脱して、その車を見たのだ」として、テレビ出演するなど世間の注目を集める。

事件を調査する湯川と薫は少年と対面し、その「ウソ」を看破するのですが、しかし、「全てウソだというわけではない」と言うのです。
少年が車を見たことは確かなのだとして、なぜ少年は見ることができたのか、と考える。ここが湯川の思考の面白いところですね。
普通なら、「そんなのあるわけないよー、どーせウソだろー」と疑い、「やっぱりウソだったじゃねーか」となるわけですね、大方この手の話というのはそういう受け取り方になるのでしょう。もう全否定、ということですね。
しかし湯川は、「見た」ことは疑わない。なぜなら「見る」という現実的行為は常に可能であり、論理的であると。で、如何にして見ることができるか、その解明にのみ意識が向かうわけなんですね。
人間何かしら先入観というものもあるし、ある結論が出ると、その他の全てもそれに引っ張られてしまうことが多い。なかなか凡人には湯川のように考えるのは難しいですが、こういう目の付け所・思考法というのは、ちょっと学ぶべきところもありそうですね。

今回、少年の面倒をよくみているオバちゃん役で、「北陽」の虻川美穂子さんがゲスト出演。これがねぇ、なかなかいいんですよ。健気に慎ましく、けれど逞しく生きている女性を、オーバーにならずに落ち着いた雰囲気で演じきってました。不思議なことに、アレ?ちょっとイイ女じゃん、てな感じに見えてきます。一瞬アブちゃんがアイブちゃんに見えちゃったよ、ハハハハハハハ。・・・、メガネ拭かなきゃ。
さらに、少年の父親役には小市慢太郎さん。この人はほんとに個人的にも好きなバイプレーヤーの一人です。笑顔のウラ、というのがこれほど豊かに表現できる役者もいないですね。またヒゲを生やしはじめてるようですが、アレですかね、ちょっと胡散臭い感じの役をやるときはヒゲ、ということなんでしょうか。

周辺状況は非常に派手な話題に満ち溢れてますが、作品の内容としては、めっちゃシブい手堅い作りです。
まー謎解きに関しては、ちょっとこの時間帯のドラマでやるには、いささか難解かも。へー、そーなんだー、とポカン顔で湯川先生の御意見を拝聴するのみです。すんません、文系人間なもんで!

テーマ:ガリレオ - ジャンル:テレビ・ラジオ

「ガリレオ」やっぱり映画化決定でした

◎「ガリレオ」原作“お化け小説”が映画化!福山&柴咲ら出演
人気作家、東野圭吾氏(49)の直木賞受賞作「容疑者Xの献身」が初めて映画化されることが21日、分かった。現在放送中のフジテレビ系月9ドラマ「ガリレオ」(月曜後9・0)の原作である探偵ガリレオシリーズ初の長編作で、ミステリー小説人気ランキング3冠を達成した“お化け小説”。主役を務める福山雅治(38)をはじめ、内海刑事の柴咲コウ(26)らドラマレギュラー陣が映画版でも大暴れする。
(中略)
フジテレビの映画事業局を統括する亀山千広同社執行役員常務は「各社のオファーが殺到する中、映画化する権利を得ることができたのは、テレビドラマから映画まで一連のプロジェクトとして映像化の提案をすることができたから」と経緯を説明、「2008年のフジテレビ映画の大きな柱になることは間違いない」と期待を込める。


予想的中!なーんて自慢するもんでもないですね。そういう制作の意図、腹積もりがあるんだろうというのは大体想像がつきます。
福山さんの映画出演はデビュー当初の'88年公開「ほんの5g」以来とのこと。これテレビで見た記憶あるなー。ともあれ福山さん「久しぶり」づいてますね。
第1話の視聴率が予想通りの高ポイント。しかし、早くも映画化が決定している状態でドラマの制作を進行させていくとなると、この好調を維持し続けなくてはならないし、来年の映画公開まで印象を薄れさせないようなインパクトを打ち出していかなくてはならない。こりゃなかなかプレッシャーです、大変だ。
とりあえず、1話完結モノにありがちな、中盤の中だるみ・やっつけ仕事的な回ができてしまうのを防げるかですね。そのへんでどういうゲストキャストを持ってくるかというのもこれから楽しみです。

テーマ:ガリレオ - ジャンル:テレビ・ラジオ

ハタチの恋人 第2話
「ハタチの恋人」(TBS公式)
※TBS系列・日曜夜9時放送

うーん、だんだん痛々しくなってきた。
バラエティ番組でも、さんまさんの「妄想一人芝居」というのがよく出てきて、それはそれでその場の空気の中で面白さを受け入れることができるのですが。
しかし、またまた前回取り上げたときの繰り返しになりますが、それをドラマにそのまま持ち込むとなると、どれだけシラケた画面になってしまうものなのか。あまりにも浮きすぎているし、ちょっとこれほどドラマを見てて気恥ずかしい気分になったのは久しぶりです。
制作サイドとして現場のノリを生かしてという意図があるのでしょうが、もう少しちゃんとドラマとして作ってくれよと思う。こんなんで数字取ろうとか思ってるとしたら、あまりにナメすぎだし、逆にドラマというコンテンツ自体が世の中からナメられますよ。

また、さんまさんの「老い」とまでいうと言いすぎかもしれませんが、そういう部分もこのドラマで露呈されてしまっているかなとも思う。見た目としても、アップになってその顔のシワやアゴのたるみ具合などが目立ってきたのは、まさに年齢的に仕方ないですが。
しかし、時代との感覚のズレという部分が目についてしまうというのは、明石家さんまというタレントにとってはかなりダメージでしょう。バラエティで若いタレントや素人さんなんかとの間に生じた感覚のギャップを、勢いで押し切って笑いを取ってしまう力量は凄いものですが、それがドラマになると、単にどんくさい時代遅れのズレたオジさん、という形にしか映らない。その点でだけドラマとして役としてハマっているというのは、さんまさん的にヤバイのではないかと思うのです。
会議で横文字言葉がわからないとか、若い女の子と何を話したらいいかわからない・どこへ連れて行ったらいいかわからないとかいうところ、本来のさんまさんであれば「かまへん、かまへん」と強引に押し切って自分の空気に持っていってしまうでしょう。しかし、そこを押し切るパワーがない。もちろん、そういう役であり、さんまさんがそういう役をやるということに狙いがあるのでしょうが、他の部分がバラエティそのままのさんまさんとして出しているのであれば、むしろそこも同じように出していかないと、印象としておかしくなるように思われる。
キャラクターの出し方が逆、なんじゃないかということですよね。そして、役柄の意図とさんまさんの個性を掛け合わせてみると、この配役はあんまりうまくないなと思います。お笑い界の大御所・明石家さんまがドラマに出ることのメリット・デメリットで考えると、今回はデメリットが強いというのが現状であると感じます。

その他にも、ツッコミどころをあげたらキリがない。塚本君そろそろ主演もあっていい頃合なのに回り道しちゃってるなとか、こんなにお客さんのエリアにズカズカ入り込むホテル従業員はマズイだろとか、森下さんの関西オバチャンは「ちりとてちん」の和久井さんに比べるとかなり無理してる感じだなとか、市村さん・・・、とか。
ストーリーとしてもかなり見えちゃってるところがあるので、正直盛り上がりどころを探すのが難しい。
ほんとにもう「長澤まさみを見る」以外に見どころがない気さえします。それだけをモチベーションに見続けるしかないかと。
「プロポーズ大作戦」を見てても思いましたが、かなり急速に「オンナ」になってきましたね。表情も何気に柔らかさが出てきたし、笑ったときの口元とかは一瞬松嶋奈々子の面影も感じさせる面もある。若手・美少女というエリアからいよいよ本格的に抜け出しつつある、そのプロセスをしっかり踏んでいるなという印象です。
今回の役・ユリは女性としてしたたかな面もあるし、コツコツ努力をする生活感もある。その他のキャラがいささかリアリティが不足している中で、なんとか現実感を保っている。
正直言って彼女にとってもキャリア的にこの作品は回り道にすぎないものになってしまうかもしれないんですが、女優の成長プロセスの一場面ということで見ていくならば、まあアリかと。
そういう意味で、これは長澤まさみにとっての「鉄板少女アカネ」ということになりますかね。

テーマ:ハタチの恋人 - ジャンル:テレビ・ラジオ

フライトパニック
「フライトパニック」(フジ公式)
※2007/10/20 PM11:20〜0:05放送

「ライアーゲーム」や「ライフ」という、まさにこの放送枠の2作品を制作したスタッフによるドラマということで、映像やBGMのテイストはずばりそれらを踏襲した感じ。人間心理の危うさ・脆さを照らし出すようなストーリー展開も、まさしくそのカラーを引き継いでいるものだと言えるでしょう。
11月から始まる「SP」のツナギという要素も多分にあったのでしょう、「ワンシチュエーションドラマ」と銘打ってはいるものの、それもやはり予算の都合上という側面がなきにしもあらず、と思われます。しかし、その制限された状況の中でもやりたいことをやったぞという雰囲気は伝わってきたんじゃないですかね。
パニックの対処に解決策が見つかったと思えば、すぐさまそれに立ち塞がる困難な状況が浮上したり、上げたり下げたりの目まぐるしい展開。飛行中の機内という、その閉鎖的な環境の中でのパニック感を強く出すという点では効果的な演出だったと思いますが、ややひたすらバタバタしているというところもなくはなかったかなー。
また、45分という短い時間で致し方ないですが、個々の人物背景とかその他諸々の描き込みが足りなかった分、分かりにくい部分も多く、感情移入というところでは少なからず難があったのは正直なところ。
でもまあそれはしかたない。それを承知で、ということなのだから。とにかくそれで押し切ったということでOKにしておきましょう。
出演の役者陣も、派手さはないですが、なかなかナイスなフックがかかっていて、その点でも楽しめた感じ。意外にもこれがドラマ初主演の岡田義徳。関めぐみ・鈴木浩介といったところはこの放送枠でもおなじみの面子。「花君」の木村了くんや、泉谷しげる・三浦理恵子などなど、挙げていくとキリがありません。個人的には、「てるてるあした」などでも印象的だった高部あいさんをちょっとピックアップしておきたい。「下北サンデーズ」や「スリルな夜」など、着実にステップを踏んでいる感があります。そろそろここらで一推し欲しいところですね。なんとかしろオスカー。

ちょっと各媒体でもアナウンスが少なかった感じもあって、見逃した方も多いかなと思いますが、結構これは後で効いてくるドラマかもしれません。
また、フジのドラマが数多く撮影されたスタジオの最終作でもあるということで、いろんな意味でエポックのある作品になりそうです。

テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

歌姫 第2話
「歌姫」(TBS公式)
※TBS系列・金曜夜10時放送

マンガや小説原作のドラマは数々あれど、これはめずらしく舞台作品をベースにしたものとなっています。
原作者でこのドラマの脚本も手がけるサタケミキオさんは、「花より男子」や「アタックNo.1」などの脚本も担当されており、俳優としても宅間孝行の名前で、「タイガー&ドラゴン」や「今週、妻が浮気します」などにも出演されていました。まあ名前だけ聞いても「誰?」って思わず首傾げそうですが、「虎龍」では新宿流星会の若頭・「今妻」の方は編集部のニット帽かぶってる人、というと「ああ、あの人!」と思い出しますね。で、「あの人」が「花男」のシナリオ書いてたのかと思うと、それもまた不思議な感じ。ちょっと結びつかないなーというのが正直なところですが、そういう才能を持った人だったんですねー。
今回のドラマに、ヒロイン・鈴の姉役で出演されている大河内奈々子さんはサタケさんの奥様、昨年結婚したばかりの新婚さんだそうです。この組み合わせも結構不思議なものがありますが、なんとなくお似合いって言えばお似合い。ま、ヨソのウチのことなんでどーでもいいですがw
舞台版「歌姫」の出演者の中からも今回のドラマに、漁師のゲルマン役で飯島ぼぼぼさん(スゲー名前w)や、鈴の姉の旦那役に西村清孝さんなどが出演されています。ちなみに、この夏上演された舞台でヒロインを演じたのは村川絵梨さんだったとのこと。なんとなく頷ける配役ですね。

さて、昭和30年代の高知県・土佐清水を舞台に、戦争で記憶をなくした青年・四万十太郎(仮名)と、町の映画館の娘・鈴を中心にした、ノスタルジックな青春物語(クサイなw)の第2話。
土佐清水を配下に治めようとする極道・山之内一家が仕掛けてきたのど自慢退会に出場することになった鈴。極度のアガリ症のため、客席を見ないようにと用意したサングラスを壊されてしまい、あえなく玉砕。そのグラサンを壊した犯人が、山之内一家の送り込んだ芥川であることを知った太郎。太郎は芥川に歌で勝負することを申し出る。
で、舞台に飛び入りで上がった太郎が、やおらギターを抱えて歌いだしたのが、なんとプレスリーの「監獄ロック」とな。しかも、英語。「昔の記憶が戻ったのかもしれん」て、えーとそれはいつの「昔」なんでしょう。昭和30年代でプレスリーなら、まさに「今」でしょうね。いやたぶん、人知れず映写室で練習してたんじゃないかなw 「おお、これが流行のロカビリーかよ、グッときたぜよ!」とか言いながらw

基本威勢のいい土佐言葉も手伝って、登場人物間の会話も非常にテンポがよく、テンションの高いドラマになってますね。キャラクターもどれをとっても個性的。特に、「斉藤由貴として見ないでください!」と御本人が制作発表で懇願していた鯖子は凄まじく異彩を放っています。よくぞここまで、という感じ、女優魂に拍手!
得意のヤンチャ役をまたも演じることになった長瀬さん。こう続くと、ややもすると飽きが来るところですが、むしろ段々重厚感が出てきて、貫禄さえ漂います。このドラマではある意味、現代の旭・記憶をなくして間もない頃の太郎・そしてすっかり土地柄に馴染んだ暴れん坊の太郎と、3役をこなさなければならない部分もあって難しいところもあるんじゃないかと思われますが、今のところまずまずスムーズに進行している模様。まあ、ほぼ暴れん坊バージョンではあるのですがw
前クールでは北海道で牛を相手にしていた相武ちゃん。「がんばっていきまっしょい」も含めると、かなり田舎づいているというかなんというか。そういう素朴感を前面に出したキャラクターで、かなり個性が生きるタイプかもしれません。舞台版で村川さんが演じたというイメージで結びつけてみても、納得のできるジャストマッチングの配役と言えるでしょう。

初回はウラに「踊る」があったせいも影響したか、数字的には伸び悩んだようですが、あまり気にする必要はないでしょう。個人的にはとても気持ちよく見れる、質の高い作品だと思います。

テーマ:歌姫 - ジャンル:テレビ・ラジオ

ジョシデカ! 第1話
「ジョシデカ!」(TBS公式)
※TBS系列・木曜夜10時放送

「TVぴあ」の紹介記事に「絶対侮ってはいけない、この秋最大の"バケる"作品」とあって、ふーん、と思いつつ見てみたら、これがほんとにそんな気がしてきましたね。失礼ながら、思ってたより全然面白いかもしれない。

これも"バケた"作品の典型でもある「アンフェア」、その原作小説の作者として知られるところとなった秦建日子さんが脚本を担当。「検挙率ナンバーワンの女性刑事」という設定も雪平夏見につながるところがありますが、外見・中身が全く違いますw
また、TBSの刑事モノということで「ケイゾク」が思い出されますが、この「ジョシデカ!」を堤幸彦演出でやったらどうなってただろうと連想させる雰囲気もあります。ザラッとした感触のテイストは、上記2作品を意識させるには十分な感じがあります。

冒頭の意味深な場面、そしてナゾの連続殺人事件を通低音にしながら、泉ピン子演じるベテラン女性刑事と、仲間由紀恵演じる射撃能力だけは優秀な新人刑事の迷コンビが、ドタバタありながら個々の事件を解決していくという展開。
ベテラン刑事・桜華子はパートナーの若手刑事をイタブリ倒して潰してしまうことで署内でも恐れられる存在なのだが、新たにコンビを組むことになった新人・畑山来実は、射撃しかとりえのない、空気の読めない「ヒモノ」系暴走女。いびるつもりが逆に振り回されることに。
脇を固める役者陣も、よくぞここまで集めたという個性的な面々。
課長の益岡徹さんを筆頭に、刑事課の同僚には、大倉孝二・袴田吉彦という準主役級の俳優、さらに日テレ・ラルフ鈴木に激似の(全く無関係らしいけど)鈴木浩介、カラテカの入江慎也などなど。本庁管理官の田中哲司さんはもう胡散臭さプンプンです。
さらに、回想シーンで登場する畑山の恩師役・片平なぎささんや、父親役の井田國彦さんなども、今後なんらかの形でストーリーに絡んでくるかもしれません。

さて、ストーリー的にもキャスティング的にも面白そうな要素タップリ、その上でさらに主演の二人のネームバリューと個性でインパクトを出そうという意図なのだと思いますが、残念ながら逆にそれが生かされていないのが、むしろこのドラマの弱みになっちゃってるかもしれません。
仲間さんは「ごくせん」や「TRICK」などの印象がどうしても引きずられてしまって、演技のボキャブラリーという部分でやや苦しい感じが見え隠れしてきているように思えます。セリフ回しがどうしてもあんな感じなので、なかなかそこから違うイメージを引き出すのが難しいのかなという気がする。
ピン子さんの滑舌もちょっと引っかかりますね。なんであんなに泡食ってるのかなと思う。
それと、リュ・シウォンの必然性ってなんなのでしょう。ストーリーに大きく関わるキャラクターであるのは予想できますが、だとしても彼である必要が果たしてあったのかな。
作品の質として決して低くないものであると思えるだけに、こういう主要キャストの配役に、いささかあまりにも話題作りというニオイがしすぎるというのは、その取ってつけた感が残念に思えるし、テレビドラマというコンテンツとしての難しい部分、課題でもあるのかなという気もします。

それはさておいても内容としてはこのドラマ、意外なほど面白いものなのではないかと、改めて予感されます。見て損はないのではないでしょうか。
放送枠として非常に厳しく苦戦は必至と思われますが、作品の性質・ストーリーの展開上「低視聴率で打ち切り」というのが一番困りますね。そういう意味でも、できればオンタイムでは「医龍」よりこちらを、と言いたいところですw

テーマ:テレビドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

暴れん坊ママ 第1話
「暴れん坊ママ」(フジ公式)
※フジ系列・火曜夜9時放送

上戸彩が初めてのママ役、んでその旦那が大泉洋w
いやー、ついに連ドラ準主役か大泉。個人的には「水曜どうでしょう」よりも「パパパパPUFFY」に出始めた頃のイメージが印象に残りすぎて、そのキモチ悪さが見るたび常に何かノドの奥に引っかかる感じだったのですがw
今や地元北海道を飛び出して最早全国区。SP版「東京タワー」で主役を張るし、篠原涼子とキスシーンまでするし。オイシイナー。
やはり得がたいキャラクターであるのは間違いないですし、舞台演劇の俳優でもあるから演技力の高さは言うまでもないところです。いずれは主演という話が当然来るでしょうが、いやーどんなのやるんだろ、新しいドラマ始まったばかりだけど、むしろそっちが興味津々w

さて話を戻して上戸彩。母親役とはいえ、自分の腹を痛めて産んだ子供ではなく、バツイチ亭主の連れ子。しかも、その存在をそれまで知らされておらず、いきなりその息子が新婚家庭に現れたことにより発覚、そしてその息子・祐樹を引き取らざるを得ない状況に。突然のことでもあり、なおかつこの事実を隠していた夫・哲を腹立たしく思い、この状況を受け入れることができない、上戸演じるあゆ。
ここであゆが祐樹に対していわば「継母の連れ子イジメ」みたいなことになるのですが、やってることと言えば祐樹が嫌いな納豆をその顔に近づけてバクバク食らうなどという、単なるガキンチョのいやがらせ、実に浅いw
男勝りのオテンバ、基本ヤンママキャラということで、「ひと夏のパパへ」とか「アテンションプリーズ」の役柄がそのまま母親になったとイメージすれば十分な感じ。ある意味、お得意キャラといえばそうなんですがね。
もう相当なビッグネームでありながら、なんとなくリーズナブルな使われ方をしているような気がする上戸彩。これはこれでキャラにはまってはいると思いますが、そろそろもうちょっと違う展開が欲しいところでもある、と彼女を取り上げる際に毎回言ってるようでもありますが。まだドラマでこれといった代表作が出ていない部分でも、今の使われ方は勿体ないと思えてしまうんだけどなー。

突然現れた息子を幼稚園に編入させなくてはならないが、どこも空きがないということで、やむなく哲の旧友のツテでなんとか入れさせてもらうことができたわけですが、そこの園児のママたちがなんだかセレブな雰囲気。その中に入って完全に浮いてしまうヤンママ・あゆは、哲の旧友の奥さんでもある、ともさかりえ演じる北条翠子の逆鱗に触れてしまったようで、他のママたちからも一斉シカトを食らうという、まさに「ライフ」状態に。
その園児のママ役に名を連ねるのが、ともさかをはじめ、山口紗弥加・片瀬那奈などの面々。ともさかは実生活でもママであるわけですし、片瀬も「小早川伸木の恋」で母親役をやってるので、個々に見ればまあ違和感ないんですけど、こうやってズラッと並ぶと、ああこの世代ももうママ役の年代なんだなー、と感慨ひとしお。山口なんて正直未だに「若者のすべて」のイメージが強いんですよねー。

脚本・大石静が得意とするところの一つであるホームドラマ、カメラに顔を近づけてオチのセリフを言ったりするなど、ちょっとコメディを強調しすぎる演出は気になるけど、手堅く作っている様子は窺えます。
ただ、出演している役者のファン層と、物語のテーマに関心を抱きそうな視聴者層にややズレがあるのかなという気もしなくはない、そのへんでどこまでターゲットを絞り込めるかが、成功のキーになりそうでもあります。

テーマ:暴れん坊ママ - ジャンル:テレビ・ラジオ

ガリレオ 第1話
「ガリレオ」(フジ公式)
※フジ系列・月曜夜9時放送

映  画  化  決  定
かもね。もう最初からそういうことも念頭に置いて制作されている感じもありますが。1クールを一つの大きな物語としているのでなく、1話完結というこのスタイルなら、一つのエピソードを膨らませてというのは常套手段として難なくできるでしょうし。おそらく数字もたっぷり取ることでしょうから、このドラマのテイストの印象をキープできれば、来年の秋とかお正月とか、充分ありそうな話です。

近年は音楽活動を中心にしていた福山雅治が「美女か野獣」以来4年半ぶりのドラマ出演。今期はとにかく「○年ぶりのドラマ出演」という人が多いですね。これは一体どういう流れなんでしょう。やはり最近キャスティングの傾向が固まってきてしまったということと、ドラマの放送本数は多いけど数字が取れるものが少なくなっているということもあり、確実な見込みが立ちそうな大物を引っ張ってきたということなんでしょうか。だとしたら、それもどうかと思いますけどね。まあ、そればっかりではないんでしょうけど。
その福山雅治演じる天才物理学者・湯川学。頭脳明晰な上にめっちゃイイ男、だが変人。まあ変人といってもいろいろありますからね。あれだけ女子学生にワーキャー言われている限りでは、あまりそういう部分も表に出さないというところかもしれません。周囲の人間にしても、研究室の面々だって研究に没頭すれば昼も夜も忘れるタイプのようだし、それも十分「変人」ということになるでしょう。その中に入ってしまえば、そういう「変」な部分は際立たないんでしょうね。真矢みきさん演じる監察医にしてもそうですけど、物事の社会的評価、これは残酷だとか同情するとかより、それをテーマとして捉えたときの面白さに惹かれるということなんでしょうね。まあこういう人は大学なり研究機関なりにはザラにいるんじゃないですか、よく知りませんが。
ただ、そこに事情がわからないまま外部からポンと入っていくと、何だコイツと非常な違和感を覚えるということなのでしょう。殊に感情をモチベーションにして行動する人間にとってはそれが一層強くなることでしょう。「感情は非論理的」と湯川が言うわけですが、感情ももちろん解き明かせば非常に論理的なもので、原因が存在する結果であるというのは理解できることです。しかし、「感情を理由として行動する」という認識がある場合は、その論理性が見えないということになるのでしょうね。湯川と柴咲コウ演じる女刑事・内海薫の間においては、感情というものに関してそういう認識で一致があり、なおかつ薫がまさに感情で動く人間なわけですから、噛み合うわけもないということになるわけですね。でも、湯川も十分感情的な人物なんではないでしょうか。何しろ、ウソ泣きにコロッと騙されるくらいですからw

さて、時間もお金もおそらく相当かけて力入りまくってるドラマですから、さすがにしっかり作り込んである印象です。映像もセリフも無駄がなく、テンポのよい展開で飽きさせません。演者の集中度も高いようですね。
ほとんどこれ兵器じゃねーか、という殺人トリックも、まあまあ大がかり感があって、ストーリーの初っ端としてインパクトを出すにはまずまずだったんではないでしょうか。「よいこはマネしないでね♪」的なテロップが出たけど、マネするヤツなんかいねーよw
だが、この作品の肝はやはり湯川と薫、ひいては福山&柴咲のコンビネーションてあるのは言うまでもないでしょう。
優秀な推理力を持つ男性と、それに付き合い振り回される女性、という組み合わせはもうこれまでも多くあり、「HERO」もそういうタイプでしょうし、あるいは堂本光一・深田恭子の「リモート」というのもありましたね。
ある意味ありふれた関係性の設定の中で、どういう風に個性化を図っていけるかが、このドラマの成功の鍵を握るのでしょう。まあ、美男美女の組み合わせということで、湯川と薫のラブストーリーも期待される向きも当然あるでしょうが、おそらくそれがメインになることはないんじゃないかと思うし、ない方がドラマのテイストを保つためにも得策だろうと思われますね。

まあまず間違いなく今期一番数字をガッポリ稼ぎ、場合によっては今年度一番というのもなくはなさそうなこの作品。作る側はプレッシャーがかかりそうだけど、まずまず期待を裏切らない感じにはなりそうですね。

テーマ:ガリレオ - ジャンル:テレビ・ラジオ

ハタチの恋人 第1話
「ハタチの恋人」(TBS公式)
※TBS系列・日曜夜9時放送

さんまさんが「男女七人」のキャラクターを思わせる、普段のまんまのノリの軽い関西人オヤジを「演じて」いるわけですが、このキャラをドラマとして見ると、どうにも面倒くさい感じがしてきます。
制作者側としては、さんまさんの強いキャラクターのテイストをそのまま生かしたいということで、セリフも関西弁、できるだけ演技くさくならないように普段のトークのノリのままで、という意図なのでしょうが、それがドラマの画面の中に入った状態で見ると、いささか冗長でその「しゃべり」がわずらわしく思えてくる。
「男女七人」の時代であれば、「お笑い」のさんまさんがドラマをやるという新鮮さと共にそれがインパクトにもなり、作品のテンポにも繋がっていたと思います。しかし20数年経った今、またその同じノリでやるとなると、普段バラエティでは圧倒的なパワーを発揮するその饒舌さも、ドラマのフレームの中では単にしゃべりすぎの空回り、その勢いについていけない。
カラオケルームで会社の部下たちに自分の恋愛話を長々と聞かせて、部下たちがすっかり聞き飽きてコソコソ三々五々抜け出していく場面がありましたが、あれなんかはとても象徴的に思えます。バラエティならみんなさんまさんの「しゃべり」で笑おうという心構えがあるのだけど、ドラマは「しゃべり」じゃないだろちょっとそのへん空気読め、というところがどうにも出てくる。そもそも最近のさんまさんのトークは、さすがに年齢からくるオヤジ臭さがあって、でもその時代のトレンドとのズレがまた笑いに転化されるパワーがあるわけですが、「演技」としてやると、そのズレが今度は痛々しくなる。そういう意味では今回の「役作り」、それわしてるかどうかわからないけど、これにずっと付き合うのはちょっとツライ。
「さとうきび」などで演技力が高く評価されている「役者」でもあるだけに、コメディやるとまたそのままになってしまうのはちょっともったいない気がします。せっかく久々にドラマやるんだから、何かもっと、たとえコメディとしても普段のお笑いのノリではなく新たなチャレンジを見たいというところなのですが。

基本このドラマ、TBS作品で時折ある作り込みの甘さとトゥーマッチ感が出てしまっていて、ややシマリが悪い印象。さんまさんの饒舌ぶりもさることながら、主人公の家族、例えば奥さん役の森下愛子さんとの、おそらくアドリブも多分に含まれた夫婦漫才風の会話も、息子が「宙船」を鼻唄で歌うところにしても、「関西人のノリって、こんなもんでしょ?」的な、とってつけた感がある。
映像としてもムダが多いですね。細かいことを言うようだけど、長澤さんが自分の部屋に入るとき、靴を脱ぐのに特に手間取っている風でもないけども時間がかかっているカットがあったけど、あんなのもっとパッと脱いで次の芝居にいけるように演出つければいいのに、とか思ってしまう。そういうのはライブ感とは違うとおもうんですけどね。まあちょっと重箱の隅をつつくようでなんなんですが、あまりにも見どころがないので、どうしてもそういう「粗さ」が目につくんです。あ、本音言っちゃったw
TBSのドラマのトーンというのは、「映像を作っている」というよりは、「演技を撮影している」という感じが強いのかもしれません。それがいい作用をすることももちろんあるのですが、やはり時折「単に撮っている」風な映像になってしまうことがあるのが残念なときがあります。

なんだかダメ出しばっかりな感じですけど、正直このレベルだと致し方ないかなと思う。明石家さんまと長澤まさみが競演する話題性以外で、何かあるのかなという気がします。
ストーリーにしても、ユリの母親が圭祐の元カノでしょってのもなんとなくバレバレで、そのちらつかせ方もちょっとあざとい。んでもってユリと圭祐が親子かもしれないってことですったもんだがあって何話か消化、ユリが圭祐を人違いしててそのへんのすったもんだでまた何話か消化、ユリの母親である圭祐の元カノとのすったもんだ、さらに井上家内部のすったもんだで何話か消化、でも最後はそれぞれの生活に戻って大団円、めでたしめでたしどんど晴れ。
まあ、ドラマなんてこんなもんでしょ、的な空気になってしまうのはシャクですが、「話題のドラマ」と呼ばれるものがこのレベルではねぇ・・・。
塚本くんも、そろそろこういう作品で3番手4番手やってる場合じゃないでしょ、という感じ。そういうところでも、つくづく惜しまれる作品です。

もう個人的には、冒頭の圭祐の部下で寿退社する女子社員役で、「めざましテレビ」のMOTTOいまドキ!レポーター・荻野なおさんが出演していたのを発見したところで、このドラマ見どころは終わったかなと。
荻野さんはちょっと優香っぽい雰囲気で、しゃべりも聞き取りやすいしっかりした感じでなかなかいいなと注目してたのですが、今後女優展開も期待できそうです。
ま、今回の収穫はそのくらいかなw

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ドリーム☆アゲイン 第1話
「ドリーム☆アゲイン」(日テレ公式)
※日テレ系列・土曜夜9時放送

反町隆史が3年ぶりの連ドラ主演。映画やスペシャルドラマなどの話題作に出演はしていたので、決して露出が少なかったというわけではないですが、缶コーヒーCMのいささかイタイ感じが印象に強すぎて、ちょっと迷走中?という雰囲気もなくはなかった。本人としても期するところを抱きながらの今回の出演ということもあるのではないでしょうか。
主人公・小木駿介はジャイアンツの名物代打男。しかし、肩の故障が響き球団を解雇され、引退を余儀無くされる。サラリーマンの仕事にも就き、恋人との結婚も控えていたが、野球選手時代の夢を諦めきれず、プロテストを受けることを婚約者に告げるが、猛反対された上に振られてしまう。失意に肩を落としながらの帰り道、不幸にも駿介は落雷に遭い、命を落とすが、実は・・・。

小木駿介存命中は外見クールで中身は熱い、男らしいナイスガイという感じでしたが、お亡くなりになられてからはドタバタ・アタフタ、非常にコミカルな演技になっています。このへんは「GTO」などを髣髴とさせるところがありますね、反町隆史の十八番のひとつともいえます。
天国からのお使いという役柄で登場した児玉清さん、なんかもういきなり「アタックチャンス!」な空気が漂ってました、ほんとに言い出すんじゃないかと思いましたよ。児玉さんもここのところだいぶ露出も増えたし、この年齢にして役柄の幅がさらに拡がったような気さえします。人間何がキッカケで人生変わっていくかわからないもんです。
家政婦・中田加代役の瀬川さんが意外にはまっていてビックリ。まあ、演歌の歌い手さんはステージにお芝居が含まれることが多いので、そのへんよかったのかなとも思います、それと、だいぶダイエットされたようですねw
志田ちゃんの生意気ぶりももはや堂が入っています。しかし、仕事しすぎじゃないか、ちょっと。役柄のイメージもちょっと固定されつつある感じで、今が難しい時期に来ているかもしれません。

さて、実は天国側の手違いで本来は死ぬ予定ではなかった小木駿介。元の身体に戻ろうにも既に火葬済。やむなく、近々死ぬ予定の投資会社社長・朝日奈孝也に乗り移るが、これがまた、冷酷で身勝手な世間の嫌われ者、身体はブヨブヨで体力なし、しかも隠し子もいるというオマケつき。最悪この上ない状況で現世に甦った駿介、しかし敢えてこの身体、この境遇のままで再びプロ野球選手を目指すことを決意する。

で、この乗り移った身体の朝日奈孝也ですが、普段現世の人たちはみんな元の朝日奈の姿で見えている、という設定。ドラマの映像としては小木駿介=反町隆史の姿が9割以上ということになるでしょうが、設定では全部朝日奈が朝日奈の姿でやっていることになっているわけだし、鏡を見れば駿介もそこに映る朝日奈の姿を目にするわけで。とすれば、ほんと今回朝日奈役をされた役者さんには失礼ですけど、もうちっと誰でもわかるくらいの役者さんの方がよかったかな。駿介にとって朝日奈が「オマエ、誰やねん」的存在であるという意味では確かにこれでもアリかもとは思いますが、見ている視聴者が「オマエ、誰やねん」になってしまうのはどうかな、と。一応、朝日奈自身も有名人という設定ですし。うーん、人がいなかった、ということなんでしょうかw

あと、駿介=反町とその恋人・さつき=加藤あいの年齢差が、なんとなく違和感というか不釣合いというか。まあ、慣れますかねぇ、これは。

日テレらしい、しっかりした作りのドラマ。気楽に楽しめる作品として受け入れられそうです。まあ正直現時点でラストが読めてしまいそうなところもありますが、それもこの作品には利点であるかも知れないですね。そこに至るプロセスをどうこれから描いていくか、楽しみです。

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モップガール 第1話
「モップガール」(テレ朝公式)
※テレ朝系列・金曜夜11時15分放送

今週の「正直しんどい」に、このドラマの告知絡みで北川景子さんが出演していたのですが、これがもうなんというか、プチ沢尻状態。「仕事なのでとりあえず出ました」的ローテンション、興味のない話には全く乗っからずスルー、アキバくんたちの不思議な行状に何気なく上から目線。うーん、微妙にまんまだな。同じ事務所スターダスト所属の同年代、たまたまなのか、敢えて揃えてきたのか。よくわかりませんが、沢尻暴発後にこういうの見ると、少しこのキャラは控えた方が、と老婆心。

そんなこんなで迎えた第1話ですが、主題歌が・・・。
ま  た  沢  尻  か
ここまで持ってくると、もう「ごめんなさい!」と言うしかありませんが。いやでも、ERIKAの曲って結構いいんですよね、これがまた。しっかり作りこんであって、独自のカラーも出てるし。いっそしばらく音楽活動に専念して、ツアーで全国回ってみるのもいいんじゃないかな。きっと「大人」としてグッと成長できるのではないかと。
話は逸れましたが。というか、今回は逸れた話しかないんですけどw
さてさて、北川さんはこれがドラマ初主演、といってもそれ以前に出演した「ドラマ」がセーラームーンなので、実質マトモなドラマはこれが初めてということになりますね。
まず特徴的だったのは、そのセリフ回しと発声。聞き取りにくいくらいのトーンでボソボソッと喋る感じ。自信のなさが表れていて、相手に向かって話すというよりモノローグ的な印象が残ります。もちろん役作りでこういうセリフ回しにしているのでしょうし、デフォルメも施しているのでしょうが、むしろ「芝居感」がない、かといって「自然」でもない。ちょっと不思議な感じですね。どこからこういうイメージを持ってきたのかわからないですけど、もし自分で発想したとしたらなかなかやるなと思います。
それと、表情のつけ方も思いきってます。ものすごくブサイクに見える、これはスゴイ。
見た感じが鈴木えみサンとよく似た、美人系の顔立ち。ちなみに鈴木サンもスターダスト、おいおい。で、目元・髪型は鈴木えみ、ただし口元や頬のポッコリ感、アゴのプックリ感が「んんん?」というところで評価が分かれるところが、あったとかなかったとか。
今回その口から下の部分を思いっきり酷使してる。口をグーッとへの字に広げたり、頬っぺたをムギュッと寄せたり。うわー、ヒデーなこの顔、みたいな場面がしょっちゅう。役者としては大胆チャレンジですけど、モデルとしてはどうなんでしょう、やりすぎかも。

このドラマ、アメリカの某有名なドラマ作品に似ているというのが話題にもなってますが、そちらの方は見てないのでよくわかりません。
このドラマ単体でみた場合でという視点でいうと、「なぜそうなったか」という動機づけの部分が描き方として少し弱いかなという気はします。主人公についてはこれから徐々に明かされていくのでしょうが、今回のエピソードである、主人公の恩師が銀行強盗を働くに至る背景を、セリフの説明だけでない形でもう少し描いてくれればわかりやすかったのになと思われます。
後、これは余計なことかもしれないけど、バーターが余りにも見えすぎちゃうってのも、いささか興醒めです。確かにドラマのキャスティングは事務所単位でいろいろとあるのでしょうが、それが一般視聴者にもわかられすぎてしまう、今の状況というのはどうなんだろう。ことに「沢尻事件」直後なだけに、スターダストどんだけだよ、という気分になってきます。まあ、個人的にあまりにも、北川景子=沢尻エリカ+鈴木えみ、という先入観が強すぎるだけなのかもしれないですが。まあ、鈴木さんこのドラマ関係ないですけど。うーん、やっぱり先入観かなー。
あ、高岡蒼甫さんも星屑組だ。やっぱりどんだけだな、こりゃ。

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働きマン 第1話
「働きマン」(日テレ公式)
※日テレ系列・水曜夜10時放送

冒頭から主人公の松方弘子はじめ登場人物が、やおらカメラ目線でモノローグというかココロのつぶやきを、セリフに織り交ぜて滔々と喋る。斬新な演出というか、こんなCM見たことあるぞ、というか。これは結構面白かったですね。話す内容はすんごく説明的なんですけどw 普通はストーリーの展開で視聴者にわからせていくのが常套で、仮に会話のセリフの中で状況説明的なことを入れた場合でも、もうちょっと工夫しろよな、という感じになるんですが、今回のこういう手でくると、ああそういうやり方もあるのかという気になる。ま、何度も使えないだろうとは思いますが。
あるいは、途中から普通に菅野サンのナレーションが入っちゃってましたが、いっそのこと全部徹底的に、いきなりバッとカメラの方を向いて喋り出すみたいなことで一貫してやった方がよかったかもしれませんね。どれが会話のセリフで、どれがモノローグなのか区別がつかなくなるくらいにやれば、作品の特徴としても際立ったんじゃないかなと思うんですけどね。

さて、コミックでもアニメでも有名な作品のドラマ化ということになるわけですが、内容としては、まあ沢尻エリカ風に言えば「ありふれた、普通のドラマ(余談ですが、あの舞台挨拶より、自分の主演映画のプロモーションで、作品をこう言って斬り捨てちゃう方がオドロキだと思うんですけど)」です。
男か仕事かで揺れ動く、ワーキングウーマン(古!)の物語。正直、何の新鮮味もありません、出尽くした感アリアリです。
「ハケンの品格」であそこまでやり尽くしてしまった現在、この手のテーマで物語を新たな切り口で作るのは相当困難な感じがします。すごく仕事ができる上に、さらに貪欲に働くといっても、やはり大前春子を前にしてはいかんせん霞んでしまいそう。なおかつ、「派遣」というある種社会的なテーマも含んだ作品であれだけ成功を収めてしまっているわけですから。やはり普通に「組織の中で働く大変さ」を描いて見せても、それこそ「フツージャン!』ということになってしまいそうです。
菅野サンの演技という点でも、やはり「わたしたちの教科書」で役者として一つ大きなヤマを越えたという視点から見ると、今回の役どころは本来の意味でいう「役不足」かな、菅野美穂という大きな才能を持った女優の演技力をフルに引き出し得るかというと、ちょっとこれも普通すぎる、かなと思えます。もちろん、普通の役を普通に演じきるのも女優として大事な能力ですけど。

「ありふれた、普通のドラマ」を、今後どういう切り口で新鮮味溢れる作品として成功させていけるか。なかなかこれは大変だなとは思いますね、第1話を見る限り。やはり冒頭のような演出でいろいろとフックをかけていくというのが面白いという気がするのですが。さて、果たしてどうなることやら。

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ガンジス河でバタフライ
「ガンジス河でバタフライ」(メーテレ公式)
※メ〜テレ・テレ朝系列
前編2007/10/05 PM11:15〜0:10
後編2007/10/06 PM11:00〜11:55放送

長澤まさみとクドカンという新たなタッグが話題になったスペシャルドラマが二夜連続で放送。
随所にクドカンらしいフックが散りばめられてはいますが、ほとんどストーリー度外視のロードムービー、というかドキュメンタリーといってもいいくらいの感じ。インドという国のリアルな状況をできるだけ忠実に切り取り、その中にポンと長澤まさみを放り込んで、まさに「ナマの顔」を写し取る、そのライブ感に力を入れたというところでしょう。
かつてないハイテンション・オーバーアクションの長澤まさみ。前編ではまだそれが「役作り」という範疇にある雰囲気もありましたが、後編冒頭の、互いに色の着いた水を掛け合う祭り「ホーリー」に飛び込んでいくシーンからは何か非常にふっきれた感が出て、すっかり役と一体化したというか、とても生命感のある良い表情が前面に出てきました。
女優として構えたところが一切なくなって、ただそこに存在して生活に溶け込んでいるという様子がよく表現されていたと思います。
長澤まさみという人は、こういうところがあるので、やはり見逃せない人だなーという気がします。「セカチュー」で頭剃ったりとかいうのが代表的ですが、その振り切り方が潔いんですね。そしてそれを全部惜しみなく表に出して表現できるというのも才能だろうし、根性なのだろうなーと思いますね。
「これをやったらもうコワイものないわアタシ」というのをどんどん積み重ねていって、なんかいずれとんでもない存在になりそうな気もしますね、今さらながら。
ただ、果たしてそれに見合った役が来るかというのも、今後の心配になるでしょうが。
ともあれ、ここでまた女優長澤まさみにとって大きなターニングポイントになった作品ができたかなというのは間違いないと思われます。

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