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| ひとがた流し 第2話 |
◎「ひとがた流し」(NHK公式) ※NHK総合・土曜夜9時放送
前シリーズの「ジャッジ」をはじめ、「ハゲタカ」や「新マチベン」などなど、今年に入っても質の高い作品を輩出、なかなか侮れないのがこのNHK土曜ドラマ枠。 今回は北村薫さんの小説が原作。北村さんというとやはりミステリー作家として大変高名ですが、こういうヒューマンな作品もあるのですね。「スキップ」も以前にドラマ化されてますし、NHKとの縁も深いというところでしょうか。 学生時代から数十年にも渡る固い友情で結ばれた中年女性3人の物語。その中の一人、沢口靖子さん演じる千波は、人気女子アナとしてニュース番組のメインキャスターというビッグチャンスを目の前にしながら乳がんになってしまい、片方の乳房を切除することに。その手術を前に千波は、親友・美々の夫である写真家の日高類に、自分のありのままの姿を写真に撮ってもらうことを依頼します。 実際の撮影ではもちろん隠すとこは隠してるんでしょうが、沢口さん結構思いきって脱いじゃいましたね。ちょっとびっくり。それだけこの作品に対する意気込みが強くあるということでしょう。いつぞやの某CMのような巨乳の特殊効果などもなくw 非常にスレンダー、むしろちょっとやせすぎかな。病気の役でもあるし、その辺は考慮したのかも。映像の感じからして吹き替えということはないと思われますが。もしそうだとしたらそれこそ特殊効果だな。 メインのストーリーはこの千波の病気、そしてその生と死を中心に進んでいくわけですが、親友2人の家族模様にもスポットが当てられます。前回は松田美由紀さん演じる牧子と娘・さきの間に起こった進路をめぐるいさかい。今回は高木美保さん演じる美々の娘・玲が、ふとしたことで父・類が実父でないことを知ってしまい、心の揺れを抑えきれず千波のところへその思いを打ち明けに行きます。それぞれの家族を含めた親密な関係の中で、親友の娘たちも千波に心を許し、千波もまた母親たちとは違う、一人の大人として対等な立場で自分の意見を示し、穏やかに諭す。こういう「大人」が身近にいるというのはいいですよね。我が身を振り返っても羨ましいことだなと率直に思います。 さらにもう一つのテーマ、千波と後輩の鴨足屋(いちょうや)くんの恋の行方も重要なポイント。これまで仕事一筋で独身を通してきた千波、女としての自分を奪われかねない重大な病に襲われたのと同時に、自分が女であることを改めて気づかされるような恋に巡り合ってしまったというのはなんとも残酷な皮肉。鴨足屋くんの誠実さが痛いほど伝わるだけに、千波にとっては非常につらいところです。 わずか3話で完結ということで、早くも次回は最終回。千波の病が再発、静かなトーンのドラマながらストーリーは猛スピードで急展開しそうですね。 テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ
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